ワイン&造り手の話

DSC01161

先だって、海のワイン「デナ・デラ」をご紹介しました。塩味がして、海の幸が食べたくなる味わいだ、とお伝えしたら、「北海道にも塩味を感じるワインが!」とのお知らせをいただき、既にワイナリーで在庫切れの銘柄を北海道のAさんがわざわざ送ってきてくれました。早速!

 

「OKUSHIRI Pinot Gris 2014」<奥尻ワイナリー>

まずは面白いのが、このラベル。奥尻島への地元愛が感じられるデザインで、海に浮かぶ小さな岩?島?が、ぐるりとボトルを囲んでいます。ちょっと調べてみました。センターに位置する穴の空いた岩は「鍋釣岩」と呼ばれているようです。こんなドーム型は珍しいですよね。その右隣が「無縁島」、その右側が「モッ立岩」。ここまではわかりました。

 

函館からフェリーで2時間ほどで行けるという奥尻島の観光ホームページを見ていると、思わずお腹がすいてきました。だって、一年中アワビが採れるというのです。そしてウニは初夏。他にも色々な魚介類が、特に初夏に多いようですね〜。

 

そんな、360度を海に囲まれた環境でぶどう畑があり、ワインが造られている。今まで、島で栽培されているぶどう畑は、ポルトガルのマデイラ島でしか見たことがありません。奥尻島ではどんな自然環境なのでしょうね。

開けてみました。ほんのりと少しドライな柑橘類の果皮のやリンゴの香りがします。ほんのり甘くて優しい口当たりで、確かにり塩っぽさも感じられ、爽やかな酸味が心地よい味わいです。

 

アルザスのピノ・グリのようなリッチなぽってり系でもなく、北イタリアのピノ・グリージョのようなフローラルな立ちのぼる香りでキリッとしたタイプでもない。日本らしく奥ゆかしい優しい味わいで、後味に刻んだ柚子の皮を入れた潮汁を飲んだ後のような、そんな余韻が残ります。

 

はい。やっぱり魚介類が合いそうですね! 今日はちょうどムール貝(チリ産の冷凍ものですが)が手に入ったので、これで楽しませていただきます。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Related Article