東澤壮晃の楽しい嬉しい美味しいヒント 〜オーストラリア、最も熱い生産者達に会いに行く!〜
10/15
メルボルンで最も熱いイベントに参加したのでお話をしましょう。肉屋なのに、ワインのお話です。
最近、WANDSさんの記事「今年訪れたいワイン産地ナンバーワン」でも紹介されたように、現在のオーストラリアは世界的に最も注目されている生産地の一つ。
その中でも特に注目を集め、そして勢いのある生産者を集めた「Handmade 2015」というイベントがメルボルン郊外で開催されていたので、参加してきました。
日本で予約とクレジットカード決済を済ませ(このへんが進んでますよね)、当日は名前と予約番号を伝えるだけで会場入りできるシステム。
人気ホテル&レストラン「Builders Arms」の1階から3階まで使って行われたパーティー形式のワインイベント。
オージーらしいフランクな空気感、誰もが自由になれる場が広がっています。
形式的には有料試飲会のような感じですが、やっていることはクラブでのパーティー!こんな試飲会なら毎日参加したいくらい(スタミナ必要ですが)。
そこには、日本でも情報に敏感な方々にはもうお馴染のワイン、見たことも聞いたことも無かったワインまで、肉屋が言うのもなんですが驚きの連続。
その中でも異彩を放つのが、ここ日本でも「最も手に入りづらいオーストラリアワイン」の一つ、ルーシーマルゴー (Lucy Margaux)。
僕の記憶では、日本に初めて入ってきたのは2013年。
衝撃的なワインラベルと味わいは、オーストラリアの印象を根底から変える程のインパクトがありました。
そのインパクトは現在進行形で増し続けており、変化を好む彼らしい「正常進化」を遂げています。
誰が飲んでも「マジかよ!」って言ってしまいそうなワインを作る生産者を一人挙げろと言われれば、ヤウマ (Jauma)。
ワインメーカーのジェームズは、2006年オーストラリア最優秀ソムリエの栄冠を手にしています。
世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼が、その栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めた事はまだまだ記憶に新しいでしょう。
そんなジェームズが作るスタイルのワインは、一般的に高いアルコールと重厚なボディを思わせる南オーストラリアのワインとは一線を画します。
そして、ショブルック。
ルーシーマルゴーのアントンと同じ年にワイン造りをスタートさせたトムのルーツはバロッサヴァレーのブドウ農家。
「ブドウの質がワインの質を決定する最大の要素」という自らの考えをもとに、自分の信じた道を邁進するトム。
時として狂人扱いされるほどのブドウに対する考え方を、彼のワインを飲めば垣間見る事が出来るでしょう。
衝撃的なワイン揃いだった「Handmade 2015」ですが、この記事にはワインの味わいについて一切触れていないことに気がついたでしょうか?
それは、皆さんがご自身でこれらのワインに触れて欲しいから。
それもイカしたワインメーカー達と一緒に。
実は「Handmade 2015」日本版!と言っても過言ではないイベントが、東京・大阪・名古屋で開催されるのです。
来日するワイナリーは先に書いたLucy Margaux、Jauma、Shobbrook Wines。
「Handmade 2015」でも最も注目を集めた3人が来日します。
そして、ここで重大ニュース発表!!
このイベントには私(この記事を書いている本人です)自らが肉屋として羊肉を携え、彼らのワイン、そして各地のシェフとコラボしてしまうという怖いもの知らずの超ド級のイベント!
実はオーストラリアの食肉団体より、ラム肉のPR大使「ラムバサダー」を俳名している私、そのラムバサダーが羊肉を前面バックアップ!
新世紀のぶっとんだオーストラリアワイン、飛びぬけたセンスを持つ日本のシェフ達、更にラムバサダーという強力な布陣。
見たことも・聞いたことも・体験したこともないイベントになること請け合いです。
各イベントの詳細は以下の通り。
※それぞれのイベントは会場レストランのコンセプトで行います。
詳しくは以下に記載されるFBページをご覧ください(掲載許可を頂けるであろう、私も参加するイベントのみにて失礼)。
羊肉と今最も勢いのある「アツイ」ワインメーカー達。
チャンスがあればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
もちろん、羊肉以外の料理も飛びぬけている事は言うまでもありません!
(text & photo by Moriaki Higashizawa)
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