東澤壮晃の楽しい嬉しい美味しいヒント/〜今夜は「プラッター」がワインを楽しくさせる!〜
05/08
休日や仕事後に、自宅のベランダや庭にテーブルを出し、好みのワインでも楽しみたい季節になりましたね。そうなってくると欲しいのは「ちょっとオシャレなおつまみ」。
そんなの無理なんて言わず冷蔵庫の中にある、つまみに使えそうなものを大皿に盛り合わせてみましょう。なんだか、旨そうに見えるはずです(笑)
様々な前菜盛り合わせを得意とするのは、やはりワインバーやワイナリー!
どんどん真似して、我が家のワインライフをもっと素敵で楽しいものにしましょう、というのが今回のお話です。
大皿一枚に繰り広げられる盛り合わせは、ちょっと飲む時にも、急遽やってきたゲストにも効果絶大です!最近訪れた、オーストラリアのレストランやワインバー、ワイナリーではどんなプラッターが出てくるのか?特徴的だったものをご紹介しますので、ぜひこの夏の「宅飲み」にどうぞ。
オーストラリアのヤラ ヴァレーにモエ・エ・シャンドンが設立した、ドメーヌ シャンドンで楽しめる様々なプラッター。スパークリング・ワインが有名なシャンドンだけあって魚介のプラッターや、ロゼスパークリングで楽しみたくなる肉・野菜・チーズ、などなど至れり尽くせり。良く見ると日本でも手に入る素材ばかり、色の組み合わせや盛り付けに少し気を使うだけでも旨そうに見えるのがプラッターの良いところですね!
見た目にも肉々しい(笑)盛り合わせは、かなり重めのワインテイスティングの後だったからでしょうか。エビのコーンフリット、ミートボール、豚スペアリブ、キッシュ、スモークトラウトのパテ、タスマニア産のブリーチーズなどなど、飲む気にさせる盛り合わせです。写真には写ってませんが、別添えでラムチョップも(笑)もうメインディッシュのレベル。
夕方過ぎから始めるには最適な肉系プラッター。
シドニーの人気レストランNOMADでランチ時間に提供されていたプラッター。自家製のモルタデッラやコッパ、ブレザオーラなどの盛り合わせ。手前の粉状の小皿はクミンなどを利かせた混合スパイス「デュカ」。オクラやブロッコリーのピクルスにディップして楽しみます。写真に写っているペットナット(ペティヤンナチュラル)のピノグリが昼酒として最高に美味しかったプラッターでした。ウッドボードもおしゃれ!
ヴィクトリア州ナガンビーレイクにある1860年から続くクラシックなワイナリー「タービルク」で供されたランチ後のミニチーズプラッターは王道をいくクラシックなプラッター。しかし、深煎し蜂蜜でコーティングした胡桃は後を引く旨さでした。四角いキューブはマルメロのジャム、ブルーチーズと共に。このように、ひとつだけでも何か特徴ある素材を入れておくとポイント高し!飾りのように見えるリンゴも、口直しとして有りがたい。
最後に肉屋(我が家)のプラッター。見たとおり全部肉。チンタセネーゼのパテドカンパーニュに梅山豚の生サラミ、短角牛の生ハムなど全て友人の手作り作品。この日は4人で14本空けました。
いかがでしたか?プラッター特集。
何を盛りつけても良いので、ゲストの好き嫌いが分からなくても、これだけバラエティーに富んだ食材が乗っていれば、自分の好みで選んでもらえますし、様々なワインを楽しみたい時にも、これ一皿で完結させる事も可能です。
奥様は洗い物の手間が省け、色々食べたいお父さんも大満足。
まずは、適当なウッドボードを手に入れましょう(チーズのカッティングボードなどでもOK)。木のお皿に様々なおつまみを乗せるだけでも、飲む気50%以上(当社比)アップするはずです。
気軽に楽しむためには「こだわり過ぎないこと」。
ワインに合うかな?なんて考えすぎず、なんだか旨そうな小物を沢山ならべて、気軽に楽しんでみましょう!!
(text & photos by Moriaki Higashizawa)
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