美味しい生活

取材で青森を訪れることになり、どうしても立ち寄りたかった三内丸山遺跡までちょっと足を伸ばしました。帰りぎわに売店の前で、おばあちゃんがお茶を飲ませてくれました。寒い日だったので、温かいお茶はとても嬉しかった、というだけではなく、面白いお茶だったので一袋買って帰りました。

 

「縄文のまほろば茶」という命名で、パッケージには三内丸山遺跡から出土した縄文土器の十文字の形がデザインに使われています。遺跡とどんな関係があるのかと思ったら、原材料が、ソバ、アワ、ヒエ、それに緑茶だというのです。縄文人が食べていたかもしれない、という想定なのですね。お茶は、緑茶の香りがほんのりとして、ほうじ茶のような香ばしさと、ソバ茶のこっくりとした味わいがミックスされたような感じです。

 

お茶を飲み終わると、おばあちゃんが小さじに盛ったお茶を差し出して、このまま食べても美味しいよ、と。確かに見た目はお茶というよりふりかけ的なので、言われるがままに口に運ぶと、これがまたポリポリッとした食感で香ばしくてほのかな苦みがあって、好きな人はハマルかも!

 

すると再びおばあちゃんが、今度は小さなおにぎりを渡してくれました。1合のお米に、山盛り大さじ1のまほろば茶と、大さじ1の醤油を入れて炊いたものだというのです。ちょっぴり茶色のミニおにぎりは、どこか懐かしいような素朴な味わいです。

 

色々な使い方ができるんだなぁ、と感心していると、おばあちゃんからもうひとつ。お茶を入れた後の飲みガラも捨ててしまわないで、卵焼きを作る時や天ぷらの衣に混ぜて使うといい、というアドバイスも。お茶を入れるだけでミネラル分が全部出てしまうわけではないので、捨ててしまうのはもったいない、ということです。この試食はなかったけれど、何となくイメージはできますよね。

 

そんなわけで、ここまで聞いてしまったし美味しかったので、一袋いただくことにしました。

 

ワインを飲む時には、……開けたワインが香ばしい香りがするのに、食べているお料理にその手の香りがない場合、このお茶を少々トッピングして香ばしさを演出する。こういう使い方ができるかもしれません。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

 

まほろば カテゴリー 混合茶
商品名 縄文のまほろば茶
生産者名 お茶の外川園
容量 120g
産地 ソバ、アワ、ヒエは青森県、緑茶は九州
原材料 ソバ、アワ、ヒエ、緑茶
希望小売価格 500円(本体価格)
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