ワインと料理

まるで海外のワインかと思うラベルですが、山梨の白ワインです。

Point: 旨みを合わせ、後味を爽やかにする

さっくりと揚がった小柱の天ぷらは、触感もよいですね。塩で、どうぞ。

さっくりと揚がった小柱の天ぷらは、触感もよいですね。塩で、どうぞ。

最近日本のワインが話題になることが多いですね。日本酒もそうですが、自分の生まれ育った国で造られている醸造酒が注目を浴びるのは、何だかとても嬉しいことです。距離的に近いところでの親近感もあるのでしょうが、どこか同窓生に感じる同朋意識が湧くのでしょうか。

このワインは、遠目でボトルを見ただけではわかりませんが、勝沼で造られている白ワインで、甲州種100%です。香りが豊かで、柚子ピールのような、柑橘類や、白い花、そしてちょっとオイリーな厚みも感じられる香りがします。味わいは、はじめはなめらかで、だんだんとフレッシュな酸が生き生きと感じられます。まだ青いみかんのような甘酸っぱさというのでしょうか、ベリーミックスならぬ、シトラスミックス、といったイメージ。味わいもしっかりして旨みも感じるので、色々なものが食べたくなります。

海老フライ、海老の天ぷら、海老のソテーなど、火を通した海老料理、あるいは仔牛のカツレツやトンカツ、胡麻ダレの豚肉のしゃぶしゃぶ、魚ならタラの西京焼もよさそうです。この写真は小柱のかき揚げ。旨みのトーンがよく合いますし、天ぷらに柑橘類を絞るような感覚で、後味を爽やかにしてくれます。

<付記>

この「ヴィニャル・イセハラ」という銘柄は、特別な甲州が収穫される「イセハラ」という畑のブドウで造られたもので、裏ラベルには栽培家のお名前も記載されています。数量が限られている上、JALのファーストクラスのワインリストに採用されたらしく、売り切れのお店がほとんどとか。ラッキーなことに入手できましたが、甲州という日本の品種を素晴らしい見本のひとつとして、いつか飲まれることをお薦めします。香りの華やかさと味わいの充実度が素敵です。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

まるで海外のワインかと思うラベルですが、山梨の白ワインです。

まるで海外のワインかと思うラベルですが、山梨の白ワインです。

カテゴリー
ワイン名 アルガブランカ ヴィニャ イセハラ Arugabranca Vinhal Isse’hara
生産者名 勝沼醸造
生産年 2012
産地 日本/山梨県/畑は笛吹市
主要ブドウ品種 甲州100%
希望小売価格 2,730円
販売元 勝沼醸造
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