ワインと料理

Point: スパイシーさと野山のニュアンスを合わせる

椎茸にちょっとすぱいしーな挽肉をのせてこんがりと。

椎茸にちょっとすぱいしーな挽肉をのせてこんがりと。

おしゃれなデザインのラベルを見ると、ついつい手に取りたくなります。このワインの場合、手にするとそのボトルの重さにもちょっと驚き。ずっしりと重みを感じます。なんだかこれだけで「きっと立派なワインに違いない」という期待感を持たせてくれますね。

期待通りに香り高く魅力的。チェリーやスパイス、そしてどこか野山を思わせる野生味も少々感じられる、奥行きのあるしっかりとした香りです。味わいは、まろやかで厚みもあり、ソフトな酸とタンニンが心地よいバランスで、充実した味わいです。

あまり重いわけではないので、ステーキなどの赤身肉はもちろん、ソーセージやナツメグをきかせたハンバーグ、鴨の燻製など、少しカジュアルな料理でも。スパイシーで野山を思わせるので、椎茸にナツメグと黒胡椒を使った挽き肉を組み合わせてこんがりと焼きました。味わいのトーンもちょうどよく、ワインがよりまろやかに感じられます。

<付記>

このワインは、フランスのロワール地方のアンジューで造られているのですが、オーナーはブルゴーニュの偉大な人物。ドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴさんです。ブルゴーニュ同様にバイオダイナミクスという方法でブドウ栽培を行い、厳格に丁寧に造られています。ちなみにこのグロローというブドウ品種の樹齢は60年から90年だそうですよ!

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

泣く子も黙る?ブルゴーニュの大御所、ドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴがロワールで造る赤ワインです。

泣く子も黙る?ブルゴーニュの大御所、ドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴがロワールで造る赤ワインです。

カテゴリー
ワイン名 クロー・ド・ネル  グロロー  Clau de Nelle   Grolleau
生産者名 アンヌ・クロード・ルフレーヴ  Anne Claude Leflaive
生産年 2010
産地 フランス/ロワール地方/アンジュー
主要ブドウ品種 グロロー
希望小売価格 2,940円
輸入元/販売店 ラック・コーポレーション
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