シャトー・ド・フェル × 鰻の蒲焼き
09/06

Point: なめらかさとスパイシーさを合わせる
和食の中でも脂ののった鰻は、ワインに合わせやすい食材のひとつです。以前、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で鰻職人である「野田岩」のご当主である金本兼次郎氏が、お店でも置いているワインの造り手、ブルゴーニュ地方の「コント・ラフォン」のドミニク・ラフォンさんを訪ねて行くシーンが出ていました。ラフォンが造るしっかりとして複雑性のある白ワインは、確かに鰻に合いそうです。昔、シャンパーニュの「クリュッグ」と「」の鰻を体験させていただいて感激したことを思い出します。
この赤ワインは、茶系のスパイスや土っぽさが感じられると共に、熟したチェリーやグミなど、少し野生味を感じる香りがします。味わいはまろやかな果実味があり、しっかりとした酸が食欲をそそり、触感はなめらかで、タンニンはそれほど強くなく細やかです。
鰻の蒲焼きはちょうど味わいのトーンが合い、鰻のもつ土っぽさと山椒のスパイシーさがワインの香りともマッチします。他には、肝も共に調理したサザエ、茄子と豚挽肉の味噌味炒め、味噌カツ、鶏の赤味噌照り焼き、肉味噌を使った料理など、味噌味系もお薦めです。ミートソースのパスタやラザーニャなどもよいでしょう。
(text & photo by Yasuko Nagoshi)
カテゴリー | 赤 | |
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ワイン名 | シャトー・ド・フェル ラ・シャペル・ヴィエイユ・ヴィーニュChâteau de Fesles “La Chapelle” Vieilles Vignes | |
生産者名 | シャトー・ド・フェル Château de Fesles | |
生産年 | 2010 | |
産地 | フランス/ロワール地方/アンジュー | |
主要ブドウ品種 | カベルネ・フラン | |
希望小売価格 | 2010 | |
輸入元/販売店 | ラック・コーポレーション |
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