ワインと料理

後ろに写っているのが、パックの中に入っているそのままの「かつお厚削り」です。生ハムに見えませんか?(笑)

Point: 現地の食材からヒントを探す

日本にもスペイン・バルがいくつもできて定着してきました。生ハムやオリーブはじめ、美味しいスペイン食材、そしてスパークリングワインのカバの種類も随分増えましたね。でも反対に大御所であるリオハの赤ワインには最近ご無沙汰しているような気がします。クラシックなタイプのリオハ赤ワインは、食事の友として素晴らしいので、久しぶりに開けてみることにしました。「王室のワイン」という名前のワイナリー「ビニャ・レアル」。ここのワインは本当に、国家元首クラスの宴でもサービスされているそうです。

 

2005年ヴィンテージで、少し熟成感がありますがフレッシュさも十分残っています。スパイスやなめし革、それからスモモのような赤い果実やチェリー、ブラックベリー。味わいにも爽やかさがあって、細く長いしなやかな姿をしていて、自然に食欲が湧いてくる味わいです。

 

香りの時点で、すぐさまスペインの生ハムが食べたい! スペインのミートパイもいいな〜! と思うのですが、それはきっとスペイン料理のお店やバルでもできるので、自宅でしかできないおつまみと合わせてみました。鰹節のピザ風です。

 

少し熟成感のある、リオハのリセルバ。

少し熟成感のある、リオハのリセルバ。

なぜかというと、熟成期間が長いスペイン産生ハムと鰹節に共通項を感じるからです。旨みがぎっしり詰まっていて、色も似ています。でも、しっかりした味わいの赤ワインなので油脂系の要素もほしいので、チーズにも参加してもらおう、という発想です。そうそう、それにワインの酸味も考えてドライトマトにも黒子役?をしてもらいました。

 

おつまみ餃子ピザを作る要領で、餃子の皮に少しケチャップを塗って、戻したドライトマトを刻んでのせて、とろけるチーズ、そして厚削りの鰹節をトッピングしてトースターで焼く。こんな感じです。とっても自然な相性です。厚削りの鰹節(にんべん「食べるパリパリ かつお厚削り」を使いました)は、見た目も生ハムに似ていますね(笑)。

 

残念ながら現在、このワイナリーの輸入がストップしているようですが、「リオハ」の「レセルバ(レゼルバ/レセルヴァ/レゼルヴァ)」クラスはいくつもの銘柄がありますので、是非旨み合わせをお試しください。。

追記:このワイナリーの「クリアンサ」は三国ワインが輸入開始! 7月下旬入荷予定です。

 

<付記>

「ビニャ・レアル」はリオハのクネ・グループのワイナリーのひとつで、リオハ・アラベサという地区にあります。本体の「クネ」は、大西洋からの影響を受けて比較的湿潤で冷涼な北風が入り込むリオハ・アルタにあります。そこで少し気候条件の異なるリオハ・アラベサにもワイナリーを持ちたいと、1920年に設立したのがここ。このリオハ・アラベサは、リオハを流れるエブロ河を通じて地中海からの影響を受け、より日照量が多くドライで暑い南風が入り込むのです。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

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