おしゃれに飲む

これまで長いこと、女性誌のエディターとして、ライフスタイルとファッションの分野でページをつくってきました。ワインに出合ったのは、ワインブームの頃に何度か特集を担当してから。それから私とワインの幸せな関係が始まったというわけです。

 

私はワインの専門家ではないので、ライフスタイルの中でどうおしゃれに素敵に楽しむか、ということがとても大切。そんな立場から、日々の中で見つけた「おしゃれとワインのいい関係」をご紹介していこうと思います。

 

さて、今回見つけてきたものはスキャナ。みなさんは、スキャナと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? 大半の人はビジネスのことを考えるでしょうね。会社や事務所で書類をスキャンして、保存したり、送ったり。自分の家にスキャナがある、という人はきっと少ないと思います。私もそうでした。

 

そんな生活を一変させてしまいそうなものに最近、出合ったのです。それがこの「SNAPLITE(スナップライト)」。写真を見ても、え、どこがスキャナなの? と思うでしょう。実はこれ、普段はデスクライトとして使えて、上部にiPhoneをセットすればスキャナになる、という、今まで世界のどこにもなかった新しい発想の商品。

 

なによりも、このカタチがとてもかわいい! 女性の部屋に置いてあっても違和感がないどころか、むしろこれを中心に空間をつくりたくなるほどのおしゃれクオリティの高さ。いったいどうして、ビジネススキャナを作り続けてきた会社からこんな商品が…? と思ったところ、このプロジェクトのために特別に社内の女性たちでチームをつくり、ゼロから発想したのだとか。なるほど、心から納得できました。

 

さらにこのスキャナ、うれしいことに、書類などの紙だけではなく、立体物もスキャンできてしまうのです。たとえば、アクセサリー、料理、ひらいた雑誌のページなどなど。一度のスキャンで収まりきれない大きなものは、二度に分けて撮影すればアプリが勝手に合成してくれるという賢い機能もついています。また、ショップカードなどを何枚かバラバラに置いてスキャンしても、一枚一枚を認識してきちんとトリミングし、分けてくれるという優秀さ。もちろん、取り込んだ画像は各種SNSなどですぐにシェアすることも可能。

 

実は先日、この「SNAPLITE」の商品発表会に呼んでいただいたのですが、じゃんけん大会に勝って、一台いただくという幸運に恵まれました(昔から、ラッキーにはとても縁があります)。

 

さっそく自宅で使いながらすぐに浮かんできたのは、「ワインボトルのエチケットをスキャンしたい!」という欲望でした。しかし、立体物とはいえ丸みを帯びたものなので、ちゃんとできるのかどうかわかりません。そこでさっそく試してみたところ、なんとかこんな感じになりました。

この「SNAPLITE」、今後、様々な人の使い方をWEB上で紹介したり、要望を取り入れて進化させていくとのこと。私もさっそく「ワインボトルやエチケットをキレイにスキャンしたい」という要望を伝えてみました。いずれ、ボトルのスキャンに最適なモデルが発売されるかもしれません。

 

インテリアとしても通用するおしゃれさ、女性チームで開発したという素敵なバックストーリー、スキャナとしての機能の秀逸さに加え、ユーザとともにこの製品の将来を作り上げていきたい、という柔軟な姿勢が、今のIT/モノづくり業界の良さだなあ、と感じます。つくって、市場に出しておしまい、ということではなく、ユーザと一緒になって進化していきたいという作り手の熱い思いがしっかり伝わってきました。

 

さて、私は昨日ネイルサロンに行ってきたばかり。これまで自分のネイルは片手でしか撮れませんでしたが、今回からこのスキャナでしっかり両手をスキャンしてネイル・ヒストリーを作っていこうかな、とも思っています。

(text & photo by Miki Ikeda)

こんなキュートな箱に入っているのもワクワクするポイント。

こんなキュートな箱に入っているのもワクワクするポイント。

カテゴリー ガジェット
商品名 「SNAPLITE(スナップライト)」
販売 株式会社PFU
対応機種・OS iPhone5、5s、5c・iOS6.0以降
希望小売価格 11,852円(税別)
URL スナップライト

 

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