ゴルフ好きに贈りたいボルドー赤! 〜「ライダーカップ」オフィシャルワイン「ムートン・カデ」スペシャルキュヴェ〜
07/08

北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア地方のワイン産地、コッリオを訪れた時、ワイン用のブドウ畑の一角にゴルフ場があるのを見かけて、思わず写真を撮りました。そういえば、「この週末はゴルフなんだよね」と友人から聞くのも少なくありません。ワイン好きでゴルフ好き、という方々は、結構多いみたいですね。広々とした緑の中でゆったり運動して、その後に美味しいワインが待っているとなれば、たっぷりリフレッシュできそうです。
<ライダーカップ>
ゴルフ通の方々には有名なツアーのようですが、欧州VS米国の世界的な大会が2年に1度行われているようです。ゴルフといえば、かつて打ちっぱなしの練習場に2度ほど行ったことがあるだけで、ほとんど縁がないので、ニュースで放映される極一部の情報しか知らない身にとっては、耳慣れない大会名なのですが。ともあれ、1927年から始まった歴史ある大会で、欧州代表と米国代表の各12名で競い合う団体戦なので、この選手に選抜されるだけでも大変な名誉なのです。
かつてのそれぞれのチームのキャプテンを見てみると、ほぼ日本の有名選手ぐらいしか知らない素人でも、聞き覚えのある名前がありました。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、トム・ワトソン。最後のトム・ワトソンは、今年2014年の米国代表のキャプテンです。2年に1度の開催で、競技の場を欧州と米国と交互にすると決められていて、2014年の大会は、スコットランドのグレンイーグルスにて、9月26日から28日までの3日間で行われる予定です。
<ムートン・カデのスペシャルキュヴェ>
「ムートン・カデ」という名前のボルドーワインは、シャトー・ムートン・ロスシルドのオーナー一族が経営する、バロン・フィリップ・ド・ロスシルドが手がける手頃なボルドーワインとして知られています。今回は、これが欧州サイドで行われる2014年と2018年の大会のオフィシャルワインとなったのです。そして、赤については、この大会のために特別にブレンドが行われました。
バロン・フィリップ・ド・ロスシルドは、各国でのジョイント・ベンチャーでは知られていますが「今までこのようなコラボレーションでのワイン造りはほとんどない」と、バロン・フィリップのCEOユーグ・ルシャノワーヌ氏はいいます。だから今回は、本当に特別な企画となりました。ライダーカップは歴史が長く、ちょうどロスシルド家がシャトー・ムートンを始めた年の3年前から試合が開催されていたことと、他者やそれぞれの風土を尊重している、という紳士的な考え方にも共感したそうです。
- バロン・フィリップ・ロスシルドのCEOユーグ・ルシャノワーヌ氏。
- 大きな瓶だと迫力があります。パーティーによいですね。
- 白とロゼもあります。
このコラボレーションのポイントは「伝統、上品さ、尊重、そして常に謙虚な気持ちで、その後も成功を追い求めていく」という精神が肝となりました。
面白いのが、どちらのチームも選手が12名ずつなので、ワインも12区画のブドウをブレンドしたのだそうです。バロン・フィリップ側は、既に昨年にはチームのキャプテンが決まっていたので、欧州側キャプテンのポール・マッギンリーと会って色々と話した結果、こういうアイデアができあがったようです。
ふっくらとした香りで、スパイスやコーヒーロースト、ブラックベリーやチェリーが広がり、丸みがありながらボルドーらしい上品さやフレッシュ感もあり、多くの人に親しまれやすい味わいです。ゴルフ好きの方がどんな風に中継を観戦するのが好きか、まったく知りませんが、テレビを観ながら飲むのなら、簡単につまめるおつまみがお伴でもよいと思います。サラミ、チーズ、フライドポテト、カツサンドなど。
親しい方でゴルフ好きがいれば、プレゼントしたらきっと喜ばれますね!
(text & photo by Yasuko Nagoshi)
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カテゴリー | 赤ワイン |
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ワイン名 | ムートン・カデ ルージュ セレクション・ライダー・カップMouton Cadet Selection Ryder Cup | |
生産者名 | バロン・フィリップ・ド・ロスシルドBaron Philippe de Rothschild | |
生産年 | 2012 | |
産地 | フランス/ボルドー | |
主要ブドウ品種 | メルロ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10% | |
希望小売価格 | 3,000円(本体価格) | |
輸入元/販売店 | エノテカ 製品情報 |
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