No.1 リースリング トロッケン × タコのサラダ梅ドレッシング
06/11
Point: 香りと繊細さを合わせる
ドイツのワインは甘口が多い、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。けれども、最近はトロッケン=辛口タイプのワインもたくさん輸入されるようになってきました。この白ワインもそのひとつです。
レモンのような柑橘類、ミツ入りリンゴ、そして黄色く熟した梅のような、清涼感に溢れる香りがとても魅力的です。基本的には辛口なのですが、ブドウがよく熟している様子が伺える、まろやかなアタックで、酸がとてもきれい。芯のある味わいで、口の中でも香りがふわりと広がります。
懐石料理の始まりに、ほんの少し梅酒のように出してもよいような雰囲気です。香りが高く心地よい酸があるので、食欲がそそられます。香りを合わせて、タコのサラダに梅ドレッシングを。互いに香りを引き立て合います。もうひとつ、お料理にワインで清涼感を加えるという組み合わせ方もあります。この場合には、ハモや穴子、白身魚、山菜や筍、ベビーコーンなどの天ぷらも美味しそうです。
<付記>
このワインの名前には「No.1」と記されています。これは文字通り、ピーロート・エステイトのブドウ畑から選りすぐりの区画が選ばれて造られたことを示しています。長いですが「ドルスハイマー・ピッターマンヒェン」というのは、ふたつのとても優れた畑の名前です。ちなみに、この「No.1」シリーズは「最高で完全に熟したブドウだけが選別される」とされ、このリースリングはドイツのワイン法に照らし合わせると「アウスレーゼ」級にあたるといいます。
<Data>
ワイン名:No1.ドルスハイマー・ピッターマンヒェン リースリング トロッケン2011 No.1 Dorsheimer Pittermannchen Riesling Trocken 2011
生産者:ピーロート・エステイト Pieroth Estate
産地:ドイツ/ナーエ地方/
ブドウ品種:リースリング
輸入元/希望小売価格:ピーロート・ジャパン/円
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