美味しい生活

熱中症ではないにしても、何だか夏の間に一度は頭がクラっとしてしまいます。そういう時に、レバー系が食べたくなるのは私だけでしょうか? 昨年、とある雑誌の編集部から、夏にお薦めの外食料理を教えてほしいと言われました。そこでやっぱり「夏は血がほしくなるので」という理由で、西麻布の「ル・ブルギニヨン」の「ブーダン・ノワール」をお知らせしました。豚の血でつくったソーセージで、濃厚な味がしてとても柔らかくて、リンゴのペーストが添えてあったでしょうか。とっても美味しいのです。ブーダン・ノワールを食べると、翌朝の目覚めがちがいます。

 

ちょうどバテ気味で、あ〜、またブーダン・ノワールが食べたくなってきたな〜、と思うのですが、お店に伺う余裕もないので、美味しいレバーペーストを探してみることにしました。

 

パン屋さんの「浅野屋」にありました! しかも名前が「信州黄金シャモのレバーペースト」です。食べる前から期待感が高まります。ついでに、隣に置いてあったアンチョビバターも買ってみることにしました。もちろん、どちらも乗せて美味しそうなパンも一緒に。このパンは、イチジクと木の実がぎっしり詰まって重量感があります。

 

レバーペーストをすくい取ってみると、びっくり! 思った以上に柔らかくて、クリーミーレバーペースト、いえいえ、ホイップレバーペーストと呼びたいぐらいです。口の中に入ると、そのまま溶けていくのです。甘くて濃厚な味わいです。でも美味しくて軽いので、小さなココットひとつを一人で丸ごと平らげたい勢いです。

アンチョビバターも、予想とは少し違いました。予想より色々なものがブレンドされているので、たしかにバターというより「ディップ」です(裏ラベルの名称がディップになっています)。ワインの造り手さんなど、フランスの人たちとレストランで同じテーブルになった時に、パンに塗るバターの量がすごいので、よく驚きます。本人には何も言いませんが、えっ!?そんなに塗るの? と心の中で呟きます。でも今回は、このバターをそのぐらい、厚さ3〜4ミリは塗りたいと思います。

 

このパンとレバーペーストとアンチョビバター、それに美味しいワインがあれば、よい栄養補給ができそうです!

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

ペースト カテゴリー ディップ
商品名 信州黄金シャモのレバーペースト
生産者名 浅野屋 長野県
容量 70g
産地 軽井沢
原材料 レバー(信州黄金シャモ)、玉葱、生クリーム、バターなど
希望小売価格 660円(本体価格)
輸入元/販売店 浅野屋
バター カテゴリー ディップ
商品名 アンチョビバター
生産者名 浅野屋 長野県
容量 95g
産地 軽井沢
原材料 バター、アンチョビ、エシャロット、ニンニクなど
希望小売価格 550円(本体価格)
輸入元/販売店 浅野屋
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