美味しい生活

ルネッサンスの時代からずっと人々の喉を潤してきたアクアパンナ。描かれているライオンの泉は、メディチが使っていた館「ヴィッラ・パンナ」にあるもの。
ワイングラスメーカーが製作した、アクアパンナの文字が施された専用のグラス。

ワイングラスメーカーが製作した、アクアパンナの文字が施された専用のグラス。

ワイン好きの人々にミネラルウォーターの種類にもこだわる人が増えてきました。やっぱり美味しいワインを飲むときには、美味しい水もそばにあるのが嬉しいですね。今では多種類のミネラルウォーターが選べる時代になりましたが、今回はレストランでも人気の優しくてピュアな味わいのアクアパンナについて少々。

ワインを飲むシーンで、ミネラルウォーターがほしくなるのは、まずワインを飲む前でしょうか。口の中を潤してニュートラルな状態にしたいとき、ピュアなミネラルウォーターは重宝します。そして、ワインを飲み進めると喉の渇きを感じます。その時にもやっぱり美味しいミネラルウォーターがあるにこしたことはありません。そうそう、それにもうひとつ。飲み過ぎ防止もしくは二日酔い防止のためには、ワインと同量の水を飲むのがよいといいます。

さて、アクアパンナはイタリアのトスカーナ地方から生まれるミネラルウォーターなのですが、その源泉周辺の風景の美しさには目を見張ります。フィレンツェから北に25キロほどのアペニン山脈の丘陵地帯にあり、16世紀半ばから銘水の地として誉れ高い場所。しかもその敷地は1564年に、あのメディチ家が源泉一帯の敷地を購入して、保護地区として指定したのです!

標高1200メートルほどの丘陵地帯の頂に雨が降る。雨水は、砂岩質の岩盤を通って、10年から15年もかけて、標高700から900メートルほどの間で湧き水となって出てくる。メディチは、その山頂から源泉を含むすべての自然を保護することで、水質を保とうとしたというわけです。ちなみに全敷地面積は合計で1300ヘクタールもあります。途方もない広さです! そして今でもここの所有者(ネスレ)は、まるで日本の里山保護のように、ある程度人手で管理しながら野生動物や森林を守り続けています。

実際に、ジープに乗って源泉のひとつを訪問させていただくと、秘密の小さな建物の奥でガラス越しに小さな滝が流れている様子を見ることができましたが、こちらの中は残念ながら撮影禁止。その建物に入るのにも、その建物までたどりつくまでにも、いくつもの鉄格子を鍵で開けなければなりません。そして、行き方を知っている人は社内でもほんの数人なのだそうです(なので、案内役の人はいくつもの鍵をつけた巨大なキーホルダーを携えていました)。

そしてアクアパンナの大きな特徴は「中硬水」という点にもあります。欧州産のミネラルウォーターの大半が硬水ですが、この場合、消化器官が発達していない乳幼児にはよくありません。その点アクアパンナは、数々のミネラル成分が少量ずつ存在しているので、赤ちゃんが飲んでも大丈夫。この「ミネラル成分が少量ずつ存在している」というところがミソですよね。日本のミネラルウォーターは大半が軟水ですから、飲みやすいけれどミネラル成分は基本的に少なく、欧州の硬水はちょっと重く感じる方もいるようです。

アクアパンナは強すぎず、軽すぎずのシルキーなテクスチャーなので、どなたにでもお薦めできます。そしてワインと料理のある食卓で、寄り添うように名脇役を演じてくれるのです。メディチも愛した健康的で優しくピュアなアクアパンナを、ワインと共に楽しんでみてはいかがでしょうか。

<オマケ/主要な輸入ミネラルウォーターの硬度>

コントレックス  1,468mg / l

サン・ペレグリノ   674mg / l

ペリエ       400mg / l

ヴィッテル     307mg / l

アクアパンナ    108mg / l

日本のミネラルウォーターの一例 30mg/l

トスカーナ州のシンボルでもある百合の紋章がアクアパンナの印。

トスカーナ州のシンボルでもある百合の紋章がアクアパンナの印。

カテゴリー ナチュラルミネラルウォーター
商品名 アクアパンナ Acquapanna
生産者名 ネスレ Nestle
生産年
産地 イタリア/トスカーナ地方
種類 中硬水
希望小売価格
輸入元/販売店 モンテ物産

http://www.acquapanna.com/int/en/default.aspx

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