エネルギーが最高潮に達した長期熟成のドン ペリニヨン登場! 〜ドン ペリニヨン P2〜
10/28
ドン ペリニヨンの新商品「ドン ペリニヨン P2」が、11月初旬から順次全国で発売開始されます。「P2」とは「二回目のプレニチュード」と読みます。
長期熟成型のワインは、その過程において波があります。閉じている成長途上の段階から次第に頂点へ向かって、開き複雑性を帯びて最高潮の頂へ到達し、それからゆっくりと枯れていく。およそこんなイメージです。初期段階で開いた後、一度閉じこもってから最高潮の頂へ向かう、という例も多く見られます。この閉じこもり期間に出くわすと「ああ、思春期だからね」、なんて言うこともあるのです。
ところが、ドン ペリニヨンの最高醸造責任者のリシャール・ジェフロワ氏は、ドン ペリニヨンは、熟成段階において三回にわたって、調和が最高潮に達する「プレニチュード」を迎えると言っていました。ですから、最初にドン ペリニヨンが調和を迎える頃、収穫年からおよそ8年経過するあたりで「ドン ペリニヨン ヴィンテージ」としてリリースされるわけです。
そして今回の「P2」は、プレニチュードの二回目を迎えたもの、ということです。これには、少なくともその倍にあたる16年を要するということで、今回お披露目されるのは「1998年」です。
ドン ペリニヨン P2-1998
<収穫>
1998年は、8月は目を見張るような暑さで房は日に焼けるほど。
9月には曇天と雨天が2週間続き、収穫を例年より遅らせることに決定。
その後、奇跡的な好天に恵まれ、9月21日から収穫開始。
結果的には、健全で素晴らしい成熟度の収穫を得られた。
<香りと味わい>
力強くふくよかな、輝きのあるブーケが広がり、その後、スイカズラ、オレンジ色のフルーツ、ローストしたアーモンドとヨード香へと続く。
この年の特徴は、噛み締めることができるほどのクリーミーさがあること。先鋭的でありながら、丸みを帯びた波のように香りの余韻が続く。スモーキーで刺激的なエネルギーに満ち、バランスのとれた後味が広がる。
「強く濃密に感覚を刺激する“高度に緻密な世界”」が待っているようです。
ちなみに、気になる第三のプレニチュードに到達するには少なくとも25年以上の歳月が必要なようです。ここに行き着いてはじめて、「ドン ペリニヨン特有の個性がほぼ全面に姿を現し、完成の時を迎える」というのですから、続く「P3」の登場も楽しみですね。
(画像提供:MHD モエ ヘネシー ディアジオ/text by Yasuko Nagoshi)
カテゴリー | スパークリングワイン | |
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ワイン名 | ドンペリニヨン P2 – 1998Dom Pérignon P2 – 1998 | |
生産者名 | ドンペリニヨン Dom Pérignon | |
生産年 | 1998 | |
産地 | フランス/シャンパーニュ | |
11月初旬より順次全国の業務店、百貨店にて発売開始 | ||
希望小売価格 | 50,000円(本体価格/ギフトボックス入り) | |
輸入元/販売店 | MHD モエ ヘネシー ディアジオ |
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