おしゃれに飲む

仕事の時は機能的なバッグを使っていても、休日にはカジュアルな遊びのあるものを使っている、という人も多いことと思います(特に女性はバッグが大好きですし、ね)。

 

今回は、そんな休日バッグから私のお気に入りをひとつご紹介します。

 

以前、当時所属していた女性誌の取材で、素敵な女性たちの持ちものを取材する機会がありました。そのなかで、別の仕事をしながら、小さなギャラリーの経営をしている女性の話を聞きに行ったのです。当時、私の母親と同じくらいの世代だったでしょうか。

 

彼女が紹介してくれたのが、横長の帆布トートバッグ。休日のちょっとした外出はいつもこれを使っているのよ、ボリュームもあっていろんなものが入る。帆布で丈夫だし、軽い。なんといっても、入っているものが一目瞭然だから、出先でゴソゴソとバッグの中をかき回すことがなくていいわ、と、ひょいとそのバッグを持ち上げた姿が、実にカッコよかった!

 

聞くと、なんとこれ、一升瓶トートバッグなんだとか。販売元は金沢の酒蔵、福光屋さん。かつて、帆布の手提げに一升瓶を何本も入れて自転車で配達していた時代があったそうで、その機能をアレンジしたオリジナル商品だそう。もちろん、横に寝かせた一升瓶がぴったり入るサイズになっています。

 

彼女はこのトートバッグを外出時に使うだけでなく、室内で観葉植物を入れて飾っておいたり、膝掛けをまるめてソファの脇に置いておいたりと、インテリアにも活用していました。

 

ワインのボトルは軽く2本は入る収納力。帆布なので軽いものうれしい。

ワインのボトルは軽く2本は入る収納力。帆布なので軽いものうれしい。

 

ちなみに、写真のように、もちろんワインも入りますので、私は持ち寄りのワイン会の際には、ワインもお財布もハンカチも化粧ポーチも放り込んで持っていきます。澱の舞うような古いワインやシャンパーニュ、スパークリングワインでなければ、横にしてある程度ラフに持ち運んでもいいと思っています。「気軽にワインを飲みたい」が私の信条ですから!

 

このバッグ、ほかにも、帯板を入れるのにぴったりのサイズだから、ということで、着物まわりの小物の収納にも人気なのだそうです。なかなか見ない横長のフォルムで、飾りもなく、シンプル。アイディア次第でいろいろ活用できる、大人の男女ためのトートバッグといえましょう。

(text & photo by Miki Ikeda Model/Kaya Furusyo )

 

DSC00635_2 カテゴリー バッグ
商品名 一升瓶帆布トートバッグ
生産者名 福光屋
希望小売価格 2,500円(税抜)
販売 福光屋

 

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