秘蔵の赤ワイン 〜元ムートン醸造長パトリック・レオン父子の作〜
03/02
ここの一族は、ボルドーの1級として有名な「シャトー・ムートン・ロートシルト」の醸造長を長年勤め上げたパトリック・レオン氏が、退職後に「自らのシャトーでワイン造りを!」という夢を叶え、今は息子のベルトランさんが後を継いでいらっしゃいます。ボルドーの右岸の中でも「サンテミリオン」至近の「フロンサック」という地域です。メルロをたっぷり使う産地、といえばイメージが湧くでしょうか?
そして、今回は「秘蔵のワイン」を手で持ってきたというのです。つまり非売品。そんなもの、飲ませてもらっていいの!?と半信半疑でしたが、堪能させていただきましたー。
で、どうして非売品なのかというと、まだ本数が少なくて売れるほどではないと。。。だから、ワインの造り手仲間3人でワイン倶楽部みたいなものをつくって、その会員さんにだけセットで販売しているとのこと(とすると非売品ではなくて、一般小売りしない品、というほうが正しいですかね)。ちなみに、3人のひとりは、これまた私が大好きなシャンパーニュ「ピエール・ペテルス」のロドルフ・ペテルスでした。彼のところは何が秘蔵なんだろうかと、興味津々。今度会ったら絶対に聞いてお知らせします!
それでその秘蔵品ですが、「ヴィラ・マリー」という名前でぶどうの樹齢がとても高く、滋味深いまろやかな味わいで、思わず「美しい」と感動してしまいました。まだとても若い状態でしたから、また数年するとより華やぐにちがいありません。日本でも、ちょっとだけでも売ってほしいですね〜。何年後でしょうか。。。
Data:レ・トロワ・クロワ ヴィラ・マリー2009 Les Trois Croix Villa Marie 2009
産地:フランス/ボルドー地方/フロンサック
ぶどう品種:樹齢60年のメルロとカベルネ・フラン
生産量:このヴィンテージが初リリースで2000本強のみ
未輸入:ただし「レ・トロワ・クロワ」のロゼと赤の輸入元は ミレジム
料理:恵比寿のフレンチレストラン「モナリザ」のランチコースのメイン料理(2012年11月26日)
「仔牛、豚、鴨と栗のパイ包み焼き マデラ酒ソース」
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