アルザス ピノ・グリ × 鶏もも肉とタマネギのグリル
05/30
Point: まろやかさを合わせる
この白ワインは、このままワインだけで飲んでも美味しいかもしれません。少しだけ加熱した洋梨のような甘い香りと、レモン系の清涼感も感じられる果実の香りがして、味わいもまろやかでふっくら。少し甘味も感じられるぐらいです。
でも、お料理と合わせるのなら、鶏もも肉とタマネギのグリルや、鶏とカシューナッツの炒め物、あるいは出汁をたっぷり含ませた高野豆腐と里芋の煮物、なんていう和食でもいけそうです。
「鶏もも肉とタマネギのグリル」は、それほど一般的ではないので少し解説を。まず、タマネギのみじん切りをじっくり炒めておきます(塩も適宜)。鶏もも肉は、皮を下にして身の部分に格子模様をつけるように包丁を入れていきます。鶏に塩胡椒をして、炒めたタマネギをたっぷり乗せてこんがりするまでグリル。皮はパリッとして身は柔らかで、タマネギの甘味が加わるので味わいが豊かになります。
<付記>
「ピノ」という名前のブドウ品種はいくつかありますが、この白ワインは「ピノ・グリ」から造られています。フランスではこう呼ばれ、イタリアにいくと「ピノ・グリージョ」。名前が違うだけではなく、個性にも差があるんですよね。「ピノ・グリージョ」はアロマティックで爽やかなものが多いのですが、「ピノ・グリ」はまろやか系でボリューム感があるタイプ。
<Data>
ワイン名:アルザス ピノ・グリ2009 Alsace Pinot Gris 2009
生産者:ポール・ブランク Paul Blank
産地:フランス/アルザス地方
ブドウ品種:ピノ・グリ
輸入元/希望小売価格:アルカン/2,835円
最近のコメント