ショップ&レストラン

マグナムサイズのシャトー・ムートン・ロートシルト。アート・ラベルも美しく、迫力があります!

広尾の有栖川公園近くにワイン・ショップ「エノテカ」ができてから、何年経つでしょうか。当時はワイン・ショップが直接ワイナリーから輸入して販売するのは稀だったと記憶しています。レストランが併設されていた時期も長かったので、まさにワイナリーから飲み手へ直結する道を拓いたのが「エノテカ」という存在だったという印象を今でも強くもっています。その革新的だった「エノテカ」は、今では国内に42店舗、アジアに14店舗と年々広がりをみせています。微に入り細に入りの行き届いたサービスが、店舗拡大の要因のひとつかもしれません。

<ポイント1:ボルドーの充実度>

さて、エノテカの特徴は、何といってもフランスのボルドーワインの充実度が挙げられます。ボルドーワインの「プリムール」販売を日本で初めて行ったエノテカならでは、です。有名シャトーはもちろんのこと、プチ・シャトーと呼ばれるリーズナブルな銘柄も揃っていますし、古いヴィンテージを探してもらうことも可能です。年代の古いものは、どういう経路で日本に入ったのかにより状態の善し悪しが気になりますが、現地から直接仕入れられているとなると安心そのものです。

それにもしもお気に入りのシャトーがあるならば、プリムールで購入するのが有効な手段です。上級のボルドーワインが実際に瓶詰めされて出荷されるのは、収穫年から2年ほど経過してからになりますが、収穫の翌年の春に最初の販売価格が決まります。その最初の価格で先物買いするシステムがプリムールです。収穫年の状況と価格とのバランスさえとれていれば、ラッキーな買い物ができます。記念の年や子供の生まれ年などを調達するのもいいですね。

<ポイント2:ワインの百貨店>

エノテカの店舗は、どこも整然としていて隅から隅まで様々なワインが並べられています。フランスワインが中心ではありますが、カリフォルニアやチリ、ニュージーランドなど新世界も含めた他国のワインも品揃えられています。そして最近では、イタリアの秀逸な銘柄が続々を増えてきているのに気がつきます。個人的には特にトスカーナの充実度に注目しています。

ワインの品揃えだけではなく、やはりワインの周辺グッズが豊富なのも嬉しいところ。おつまみになるチーズやハム、あるいは必須のグラスやワインオープナー、注ぐときの液垂れ防止用のドロップストップ、飲み残したボトル保存に欠かせないストッパー、お気に入りのワインが見つかった時や記念日に開けたワインの記録に重宝するラベルはがし。便利なものがたくさんあります。そういえば、ちょっと大きな買い物になりますがワインセラーのオーダーもできるみたいですね。

<ポイント3:バー・コーナーやイベント>

そして、ワイン好きの願いを更に叶えてくれるのです。ひとつはバー・コーナーがある店舗が多く、手頃な価格で色々な種類をグラスで飲めます。「いつかは飲みたい!」と思っていた銘柄や「飲んでみて気に入ったら買いたいけれど、果たして好みかどうか?」というものを試せるという利点があります。週末にテーマに沿った試飲セットが組まれていることがありますから、出かける先の近辺にあるエノテカ情報をあらかじめ調べておくとよいかもしれません。

もうひとつ、直接輸入しているワイナリーのオーナーさんや醸造家などが来日した際に、その方々の話を聞きながらワインをグラスで飲めるイベントも開催されています。やっぱり造り手さんの顔を見ながら、話を聞きながらというライブな時間は楽しいもので、よりいっそう美味しく飲めると思いますので是非お薦めしたいと思います。

そういえばある店舗では、ある日曜日にお昼と夜の2部制で、握り立てのお寿司とワインのマリアージュを楽しむイベントが開催され、シャンパーニュ、ブルゴーニュの白と赤が供された模様。楽しそうな企画です!

これからも色々な提案をしてほしいですね。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

装飾が施された、とはいえ使い込まれたボルドーの熟成用の小樽は、ここではテーブル代わり。

装飾が施された、とはいえ使い込まれたボルドーの熟成用の小樽は、ここではテーブル代わり。

カテゴリー ワイン・ショップ
店名 エノテカ 広尾本店
住所 東京都港区南麻布5-14-15
最寄駅 日比谷線 広尾駅
電話など 03-3280-3634
営業時間 11:00〜21:00
通販URL http://www.enoteca.co.jp/
ショップ&イベント情報URL http://www.enoteca.co.jp/shop/
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