ワインと料理

Point: 香ばしさとなめらかさを合わせる

「ほうば焼き」をアレンジしました。

「ほうば焼き」をアレンジしました。

以前ご紹介した、ラングドック地方の革命家として知られるジェラール・ベルトランが所有するワイナリーのひとつが、シャトー・ロスピタレです。ここは全敷地面積にして978ヘクタールという広大な土地があり、その10分の1ほどがブドウ畑なのだそうです。じゃあ他に何があるの? といえば、たぶん森や庭もあると思うのですが、なんとラグジュアリーなホテルがあるようですよ。レストランの評判もよさそうです。本当にすることがダイナミックな人物ですね。

さて、これは2011年のヴィンテージですが、チェリーやプラムなどの黒い熟した果実の香りが主体で、1、2滴のエキスをぽとりと落としたような濃さの、柔らかな香りで、スパイシーさも少々加わります。なめらかで口当たりがよく、酸も生き生きとしているのでフレッシュ感もあり、タンニンが細やかで、ほんのりと黒炭を思い起こすような香りもしてきます。

圧倒されるようなガッツリ系ではなく、なめらかで優しい雰囲気がある赤ですから、お肉料理はもちろん、ブリの照焼きや、炭火焼の魚もよいのではないかと思います。そして炭火焼きから転じて、「ほうば焼き」を合わせてみたいと思いました。

本当の「ほうば焼き」はもちろん朴葉が必要ですし、朴葉の上にのせる「ほうば味噌」は赤味噌系の味噌に、みりんや酒、砂糖をプラスするようですが、ちょっとアレンジしてしまいました。味噌はいつも使っているいわゆる信州味噌でよいことにして、ワインとみりんと胡麻油を少々と、あさつきのみじん切りと、豚挽肉を少量混ぜこんで、ホイルにのせて焼きました。そして、隣で椎茸や野菜を焼く。焼き肉味噌で野菜類を食べる、といったところですが、ワインとの味わいのバランスはちょうどよい具合でした。

肉類を別途焼いて食べる場合には挽肉を混ぜる必要はないと思いますし、色々な具材を楽しめそうです。

(text & photo by Yasuko Nagoshi)

ジェラール・ベルトラン作。ダイナミックな人ですが、ワインのラベルはクラシックです。

ジェラール・ベルトラン作。ダイナミックな人ですが、ワインのラベルはクラシックです。

カテゴリー 赤ワイン
ワイン名 シャトー・ロスピタレ ラ・レゼルヴChâteau L’Hospitalet La Reserve
生産者名 ジェラール・ベルトラン Gérard Bertrand
生産年 2011
産地 フランス/ラングドック地方
主要ブドウ品種 シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ
希望小売価格 3,906円
輸入元/販売店 ピーロート・ジャパン
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