ギガル、コート・デュ・ローヌ白 × 焼き茄子の魚介+夏野菜の冷たいあんかけ
06/12
Point: 食感とフレッシュ感を合わせる/蒸し暑い夏対策:その1
蒸し暑い季節が、もう始まろうとしています。こうなると、飲みたいワインの色がだんだん白い方へ向かっていくのが常。冷たい温度帯のものが飲みたくなってしまうのですから、しょうがありません。そして蒸し暑い季節には、爽快感がほしいので、香りの高い白ワインだと更に気持ちがアップします。ワインでアロマセラピー♪ してしまいましょう。
「フランスのローヌといえばギガル」というぐらいの大御所「ギガル」は、コート・ロティはもとより、偉大な白ワインのコンドリューもそれはそれは素晴らしいのですが、なかなか日常的に飲むわけにはいきません。でも最も基盤となる「コート・デュ・ローヌ白」ならば、ひょいと手を出すことができる価格帯です。何度か飲んだことのある方は既に気づかれていると思うのですが、このワインはコストパフォーマンスがとってもよい、ということに加えて、香りがアロマティックなのです。
そういえばアロマティックな白ワインは、特に女性に人気が高いようですね。やはり香りには敏感なのでしょう。この白ワインは、グラスを手にして一口飲もうか、というあたりでアロマを感じ、更に口の中に入ってからたっぷりと広がりをみせてくれます。
例えば、白い花、熟したリンゴ、白桃、洋梨、梅とアプリコットの中間的な果物のミラベル、といった香りがします。味わいはとてもなめらかな食感で、とろりとしたニュアンスが感じられながら、後味がとても爽やかです。厚みがありフレッシュなので、色々な料理と合わせやすい白ワインです。
今回は涼を求めて、焼き茄子の魚介+夏野菜の冷たいあんかけ。魚介類は帆立と海老、夏野菜は枝豆とオクラで、ほんのり生姜風味に。魚介類のところを鶏そぼろにしても美味しいと思います。焼き茄子は電子レンジを使ってもできると知って以来、以前のようにグリルで焼かなくなってしまいました。味わいは違うのですが、焼いたり皮むきしたりするのも熱い! ので。
ところで、この「ギガル」の「コート・デュ・ローヌ白」がアロマティックな理由は、ブドウ品種にあります。コンドリューに使われる品種としてお馴染みの、ヴィオニエがメインの品種だからです。毎年微妙に5品種のブレンド比率は変わるようですが、ヴィオニエは常に55%以上。この次のヴィンテージは、もっと比率高いみたいですから、それも楽しみですね。
アロマティックな白ワインでアロマセラピー♪ で、蒸し熱い夏を乗り切る作戦、いかがでしょうか?
(text & photo by Yasuko Nagoshi)
*キンキンに冷えた状態より、ちょっと温度が上がり始めたあたりが一番美味しく飲めます!
カテゴリー | 白ワイン | |
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ワイン名 | コート・デュ・ローヌ白Côte du Rhone Blanc | |
生産者名 | E. ギガル E. Guigal | |
生産年 | 2011 | |
産地 | フランス/ローヌ | |
主要ブドウ品種 | ヴィオニエ55%、ルーサンヌ20%、マルサンヌ10%、クレーレット10%、ブールブーラン5% | |
希望小売価格 | 2,000円(本体価格) | |
輸入元/販売店 | ラック・コーポレーション |
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