ワイン&造り手の話

27シェリー表紙

Point: まったりした食感を合わせる

もうすぐヴァレンタインデー! 1月に行われるチョコレート関係のイベントも恒例になったようで、盛り上がってきていますが、皆さん今年はどうされますか? 今、日本にはとってもたくさん美味しくて豪華なチョコレートがありますから、きっと目うつりすることと思います。チョコレートを、紅茶やコーヒーのお伴にするのもよいですが、甘口のシェリーと一緒に楽しむのも、なかなかですよ!

 

チョコレート菓子を自分で作る人。チョコレートを特設会場に選びに行く人。あるいは甘いものが苦手な方のために何か別のものを探しに行く人。人それぞれだと思います。「お手製のチョコレートケーキを贈ったのに、数日してから『そういえば今年のヴァレンタインは、チョコレートをもらえなかったなあ』と愚痴られたことがある」と友人から聞いたことがあります。彼女はそれ以来、チョコレートケーキを作っていないとか……。

 

それはさておき、チョコレートとお酒をセットにして贈ったら、きっと喜ばれると思うのです。時々、チョコレートと赤ワインを組み合わせる方がいらっしゃいますが、私の場合、ワインにはワインより甘いものを組み合わせてはならない、という信条をもっていますから、それはお薦めしていません。なぜかというとワインの酸が目立ってしまうからです。そこで今回は、甘口のシェリーをご紹介することにしました。

 

スペイン王室御用達の辛口シェリー「マンサニーリャ・ラ・ゴヤ」でも有名な「デルガド スレタ」の甘口タイプです。「クリーム」と「モスカート」。

 

名前から想像して、「クリーム」がまったりしていて「モスカート」がフレッシュ系だと思ってしまいましたが、実際には反対でした。「クリーム」は甘いけれどスッキリ。「モスカート」はまったりしていてクリーミー。

 

27クリームクリーム モンテアグード

明るい褐色で、モスカテルより明るい色です。香りは、ナッツ、日本酒などの古酒や紹興酒にもみられる酸化熟成した典型的な熟成香。乾きもの的なニュアンス。そして香ばしさと爽やかさが感じられます。味わいも、甘いけれどフレッシュな酸があるので、後味がとてもスッキリします。

DATA: パロミノ主体でモスカテルとペドロ・ヒメネスをブレンド。ソレラシテムで10〜12年熟成。/2,200円(本体価格)

 

27ナッツこちらは後味が爽やかなので、実はチョコレートよりナッツやおかきといったおつまみのほうが相性がよいことがわかりました。

ですから、あまり甘いものが得意でない方に、是非おつまみをセットにして贈られてはいかがでしょうか。もっと辛口がよい!という場合には、「デルガド スレタ」のマンサニーリャやアモンティリャードをお薦めします。

 

 

モスカテル スレタ

27モスカテルこちらのほうが色も濃く、褐色、マホガニー色、あるいは透明感のある焦茶色。香りからとっても甘く、カラメル、コーヒー、オレンジピール、ドライイチジク、ローストナッツなど。味わいもまったりした甘さで、粘性が感じられ、とてもクリーミーな味わいです。

DATA: モスカテルを天日干ししてから、搾汁して発酵。/2,400円(本体価格)

こちらは、キャラメル系のチョコレート、ナッツ系のチョコレート、コーヒー味のチョコレートに、是非! モスカテルがすべてを包み込んでまろやかな後味にしてくれます。

モスカテル&チョコレートの組み合せ、絶対お薦めです!

それから、柚子ピールやオレンジピールのチョコレートも美味しいです。ピールの香りが華やかになり、心地よい後味です。

あるいは、ヴァニラアイスにトロッとかけてみるのもよさそうです。

 

手前のチョコレートは、ゴディヴァで仕入れたキャラメルサレ(左手前)、カプチーノ(右手前)、プラリネアマンド(奥)。後ろの丸いチョコは、オレンジピールをくるんだものです。

手前のチョコレートは、ゴディヴァで仕入れたキャラメルサレ(左手前)、カプチーノ(右手前)、プラリネアマンド(奥)。後ろの丸いチョコは、オレンジピールをくるんだものです。

是非大人のヴァレンタインを楽しんでみてください!

(輸入元:ラック・コーポレーション

(tex t & photo by Yasuko Nagoshi)

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