おしゃれに飲む

妖精

亜樹直2「神の雫」の亜樹直さんがセレクトし、片岡鶴太郎さんがラベルデザインを施したというクレマン・ド・ブルゴーニュ。その名も「恋の雫」です。妖精がたんぽぽの綿毛に乗って降り立つ草原、でしょうか。ラベルのイメージそのままの、ふわりとした果実の香るクレマンです。片岡鶴太郎さんがパーソナリティのTBSラジオ番組「今宵も神の雫」が、この特別ボトルのきっかけのようです。

片岡鶴太郎

普通に試飲コメントを書くと、こんな感じになります。

白桃、完熟したリンゴ、春の白い花、イーストなど、柔らかくフレッシュで、甘くふわりと立ちのぼる香り。とてもなめらかなアタックで、まろやかな果実味と爽やかな酸のバランスがよく、にこやかな笑顔をふるまってくれるような、ふっくらとしたフレンドリーな味わい。

 

神/妖精ところが、バックラベルには亜樹直さんによる「詩」が記されておりました。そのまま転記させていただきますね。

グレープフルーツのような甘酸っぱく切ない香りは、恋の始まりを思わせる。たんぽぽの綿毛のように軽やかに、しかしグランドピアノの音色のように重層的で、青空をまっすぐに横切るひとすじの飛行機雲のように伸びやかである。このワインは草原に佇むひとりの女性。彼女は愛する人の住む町に伸びていく飛行機雲に想いを重ねながら、グレープフルーツにそっと口づける。恋よ届け、と願いながらーー。        〜恋の雫〜  亜樹直

 

神/クレマン泡さすが詩人です。とってもロマンチックですね!

 

そこで、この詩をクレマン・ド・ブルゴーニュの味わいから読み解いてみることにしました(勝手にすみません)。

 

グレープフルーツのような甘酸っぱく切ない香り ←熟した果実味とフレッシュな酸の甘酸っぱさ

たんぽぽの綿毛のように軽やかに ←ふわりとした食感と泡立ち

グランドピアノの音色のように重層的で、青空をまっすぐに横切るひとすじの飛行機雲のようにのびやか ←ブルゴーニュ南部のシャルドネらしい豊かな果実味と、フレッシュで伸びのある酸のバランスの心地よさ

恋する女性 ←チャーミングでまろやかな味わい

グレープフルーツにそっと口づける ←もう一口、あともう一口と飲み続けたくなる誘惑

 

「恋の雫」という意味の Les gouttes d’amour というロゴもしゃれています。ちゃんと「雫」が描かれているのです。

詳しくは「神の雫騎士団」を、ご覧下さい。

(撮影に使ったグラスは、リチャード・ユリーンによるものです。)

(tex t & photo by Yasuko Nagoshi)

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