ワインと料理

Point: 力強さと繊細さのバランス合わせる

最近蒸し暑い毎日が続いているためか、白、ロゼ、スパークリングのご紹介が多かったようですから、久しぶりに赤ワインを!

マルベックの色アルゼンチンの「マルベック」というブドウ品種で造ったワイン。とても濃い色をしていて、ワイングラスに注ぐと、黒く見えるほどです。でも、マルベックはこのような濃い色をしていても、味が強すぎない、あるいは重たくない、タンニンが強すぎない、という点が特徴ですし、その点が日本の食卓に合っているように思います。

香りは複雑で、杉のような清涼感、黒胡椒や丁字のようなスパイス、リキュールのチェリーや少し煮詰め始めたブラックベリーといった、ギュッと詰まった、そしてハリのある若々しい香りがします。味わいも、ボリューム感があると共にパツンとした若さ、フレッシュさも感じられてなめらかな触感。でも、タンニンは豊かですが細やかなので、渋いワインが苦手な方でも問題ない範囲かと。そして、口の中でふとスミレのような香りもします。マルベックらしい香りです。

このワインは、やっぱり赤身のお肉を食べたくなります。グリルした赤身肉、鉄板焼きや焼き肉など、スタミナをつけない日にお薦めです。ただ、力のあるワインですが、重すぎず、タンニンも繊細なので、脂たっぷりのロースより、もも肉やランプといった赤身のほうがよさそうです。今回はもも肉を、たたいてたたいて薄くして、ミラノ風の牛カツレツにしてみました。果実の風味も豊かなので、ドライイチヂクとチーズ(ウオッシュかハードチーズ)の組み合わせも美味しそうですね。

衣のパン粉を細かくして粉チーズも混ぜると、それらしくなりますね。

衣のパン粉を細かくして粉チーズも混ぜると、それらしくなりますね。

ちなみに、夏の間は室温がとても高いので、赤ワインでも飲む前はちょっと冷蔵庫で温度を下げて飲まれることをお薦めします(ワインセラーのあるお宅は、そのままセラー温度でOKですね)。温度が高すぎるとワイン本来の香りや味わいが楽しめなくなることがあります。もっと軽い赤ワインはしっかり冷やしてどうぞ!

<付記>

このワインは、ふたつの会社が投資したワイナリーのものです。フレシャス・デ・ロス・アンデスとは「アンデスの矢」という意味で、ラベルを見て気がつかれた方もあるかと思いますが、ロスチャイルド家のひとつ(ボルドーにシャトー・クラークを所有)が関わっています。そしてそのパートナーは、同じくボルドーにワイナリー(シャトー・ダッソー)を所有する航空機メーカー。いずれにしても豪勢ですね。。。

参考ページ http://www.pieroth.jp/index.php?dispatch=products.view&product_id=10000833

ラベルの5本の矢は、ロスチャイルド家(フランス語風にはロートシルト家)の紋章としても知られています。こちらは、エドモンド・ド・ロートシルト家が関わっています。

ラベルの5本の矢は、ロスチャイルド家(フランス語風にはロートシルト家)の紋章としても知られています。こちらは、エドモンド・ド・ロートシルト家が関わっています。

カテゴリー
ワイン名 グラン・マルベック  
Gran Malbec
生産者名 フレシャス・デ・ロス・アンデス(バロン・エドモンド・ド・ロートシルト)Flechas de Los Andes (Baron Edmond de Rothschild)
生産年 2009
産地 アルゼンチン/メンドシーノ
主要ブドウ品種 マルベック
希望小売価格 3,517円
輸入元/販売店 ピーロート・ジャパン
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