ホームパーティーが開きたくなる一冊! 〜「シェフたちの持ち寄りレシピ」〜
04/03
西麻布の「ル・ブルギニオン」は、いつもアットホームで美味しい料理とワインを楽しませてくれるお店です。名前の通りに「ブルゴーニュ」の美味しさを存分に味わえて、お店を出る時にはとても幸せな気持ちでいっぱいになり、自然と笑みが浮かんでいる、そういう場所です。
その「ル・ブルギニオン」のお手洗いに(笑)、一枚の貼り紙がありました。「シェフたちの持ち寄りレシピ」、この本にシェフの菊池さんのレシピが載っているようなのです。早速、中を見させていただきました。
すると、この本のナビゲーターは「浅野屋」の浅野まきさん。菊地シェフはじめとして「パッソ・ア・パッソ(イタリアン)」の有馬邦明さん、「銀座 寿司幸本店」の杉山衛さん(和食のために開発されワイン「わ」白の監修者)、「ブランジェ浅野屋」の平和生さん、「スリオラ(スパニッシュ)」本多誠一さんという、そうそうたるシェフによる持ち寄りパーティーにお薦めのレシピが、およそ60品も!
ちょっとしたスナックから野菜料理、サラダ、そして魚料理に肉料理、寿司にパスタにパン&サンドイッチ。もちろんスイーツも! 肉料理のページになると、途端に菊地さんのレシピが増えたり、寿司はもちろん杉山さん、パスタは有馬さん、パン関係は平さんと、それぞれに得意分野で活躍、というのも自然で面白いところです。
それから、冒頭では浅野まきさんが「ポットラックパーティーを楽しく」するポイントをまとめて、最後のほうでは浅野まきさんの旦那様でもある「レストラン ロオジェ」のシェフソムリエ・中本聡文さんによる、「持ち寄りワインを楽しく選ぶコツ」という指南ページがあるのも素敵です。
最初に掲載されているレシピは「グジェール(ミニシュー)」。「ル・ブルギニオン」で、必ず最初の一口前菜で登場する、リエットが入った小さな小さなチーズ味のシューです。菊池さんのお店ではいつも「もうひとつ、いやもうふたつ食べたい!」という欲望を抑えなければいけないので、このレシピに添って作ってみようかと。上手になったらパーティーを計画することにしましょうか。
(text & photo by Yasuko Nagoshi)
カテゴリー | 書籍 | |
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書籍名 | 料理が主役のポットラックパーティー シェフたちの持ち寄りレシピ | |
著者名 | 浅野まき有馬邦明 菊地美升 杉山衛 平和生 本多誠一 | |
発行日 | 2012年 8月30日 | |
判型など | 単行本 144ページ/24..8 × 18.6cm | |
ISBN | 978-4-416-81277-8 | |
出版社 | 誠文堂新光社 | |
定価 | 1,500円(本体価格) |
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