ワイン&造り手の話

赤い文字でマルベック MALBEC と記されています。

世の中には色々と記念日がありますが、4月17日が何の日かご存知ですか?

「よ(4)い(1)な(7)」なので「よいなす」の日と読んで、ナスが好物だった徳川家康の命日だということで「なすび記念日」なのだとか。でもアルゼンチンでは、この日を「マルベック ワールドデー」と決めたそうです。

マルベックは、19世紀半ば頃にフランス南西部からアルゼンチンに持ち込まれた黒ブドウ品種です。アルゼンチンでは標高が高い場所にブドウ畑があるので、昼夜の温度差が大きく比較的涼しい産地で育つブドウから造られ、香りが豊かで上品さのあるワインができあがります。色がとても濃いのでとっても力強くてタンニン分が多いのではないかと想像しがちですが、意外に上品で口当たりがよいのが特徴です。あまり高価なクラスでなければ、魚料理や和食系でも気軽に楽しめます。

では、どうしてこの日なのでしょうか?

アルゼンチンのワイン産地の中心となるメンドーサに、農学研究所と農学学校の創設を求める法案が州議会に提出されたのが、1853年4月17日だったのです。その後、同年9月6日に法案が可決され、晴れてキンタ・アグロノミカ・デ・メンドーサ農学研究所ができたのですが、その運営に携わったミシェル・エメ・プージェ農学博士がマルベックを母国に持ち帰ったその人でもありました。

この法案が提出された4月17日を、アルゼンチンのワイン産業の発展、変革の始まりとして祝す日にしたい、ということです。

例えば画像のワインは、色が濃く、スミレや少し煮詰めたチェリーやプラムにほんのりスパイスを加えたようなハツラツとした香りです。熟した果実味が心地よく、酸もフレッシュ感がありバランスよく、力強さがありながら重くこってりとしたニュアンスではなく、タンニンもとてもよく溶け込んでいます。もちろんガッツリと赤身肉でもよいですが、せっかくなら「なすび記念日」とひっかけて、なすびを使った料理もよいかもしれませんね。

マルベックとなすび、楽しんでみてはいかがでしょうか。

写真の茄子の中身は鶏挽肉ですが、これを合い挽き肉にして味噌味やオイスターソースで調味して焼くと、マルベックに合いそうです。

写真の茄子の中身は鶏挽肉ですが、これを合い挽き肉にして味噌味やオイスターソースで調味して焼くと、マルベックに合いそうです。

「マルベック ワールドデー」の説明

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(text & photo by Yasuko Nagoshi)

赤い文字でマルベック MALBEC と記されています。

赤い文字でマルベック MALBEC と記されています。

カテゴリー 赤ワイン
ワイン名 ビナルバ・マルベック レセルバVinalba Malbec Reserva
生産者名 ドメーヌ・ビスタルバ
生産年 2011
産地 アルゼンチン/メンドーサ
主要ブドウ品種 マルベック100%
希望小売価格 1,680円(本体価格)
輸入元/販売店 ヴィノスやまざき
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